platonのブログ

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基本情報技術者試験を受けてきました

はじめに

お久しぶりです。あけましておめでとうございます。

本日、基本情報技術者試験を受けてきました。

結果から言うと、合格点を取れていました。

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午前、午後両方6割取れれば合格のところ、午前(82.5%)と午後(83.45%※配点の重みづけあり)で両方8割以上ということで合格水準に達していました。

年末年始はブログとTwitterから一時離れ多少の勉強時間を確保していたので、結果が出て嬉しいです。

温かく見守っていただき、ありがとうございます。

 

一定期間日常を離れ、修行するというのは少年漫画でありがちな展開ですね。

今話題の「鬼滅の刃(吾峠呼世晴先生)」でしたり、

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同じ雑誌に連載されていた「NARUTO(岸本斉史先生)」もそうですし、

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長年にわたるベストセラーの「ツァラトゥストラかく語りき(ニーチェ先生)」でも、山籠もりの修行の後に街に降りてきていました。

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努力と勝利?は備わっているかと思うので、「友情」があればニーチェ先生もジャンプで連載できていたかもしれませんね。作者の境遇的に晩年では難しかったでしょうが。

 

受けるきっかけ

そもそもなぜ受けたかですが、今年9月にデジタル庁創設という政府の方針が昨年末に出たことを受け、一番遅れている政府がデジタル化をするということはいよいよ日本全国がデジタル化するだろう、ならば自分もIT知識をつけようと思い立って受験を決めました。

そのことを書いたのが先月24日で、そこから勉強を始めました。

platon.hatenablog.jp

 

本来、基本情報技術者試験は年2回(4月、10月)の開催ですが、コロナ禍で昨年10月の試験が中止となり、その分を今年1月から3月の複数の日程で行われることになっていました。

元々10月に受けるはずだった人の優先申し込み期間後、一般申し込みが始まり私も申し込みました。

あまり長期間勉強するのは苦手なので、可能な限り申し込みと試験の日程が短くなるように会場を探したところ、本日という運びになりました。

 

どうやって勉強したのか?

勉強するにあたっては、以下の記事を全面的に参考にしました。

1週間で合格できるなら10日もあれば余裕っしょ(ハナホジー)という考えも、受験を後押ししてくれました(なお実際の勉強時間)。

it-biz.online

この記事通り、下記サイトの過去問をひたすら解いてわからない単語や概念をググる作業の繰り返しでした。

www.fe-siken.com

ググって様々なサイトを巡回しているなかで、以下の2サイトで特にわかりやすい説明がされていたのでおススメです。

e-words.jp

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

 

どれくらい勉強したのか?

前述の神サイト「過去問道場」で学習履歴まで確認できるので、見てみました。

※学習時間がヤバイことになってますがブラウザの接続時間を反映しているようです

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間違えた問題を復習する機能もあるので、解答した問題数は437問(重複あり)、ユニークな問題数は294問(重複なし)というデータになっています。

収録されている過去問数は2560問ということで、全体の11.5%を解いていたようですね。

目標としては1日100問くらい解いてやろうという気概だったのですが、まあ無理でした。

 

復習問題も含めて1問あたりググる時間を入れて5分と考えると、437問×5分=2185分、約36時間強くらいでしょうか。

集中してやっていたり、布団の中でぼーっとしながらやっていたりなので、あまり参考にはならないかもしれませんが。

 

勉強していたときの気づき

今回試験勉強をしていたなかで一番の収穫だと思ったのが、哲学の有用性を再発見できたことです。

意味不明かと思うので具体例で説明すると、過去問学習を進めている際に初見の単語が出現したときに、前後の文脈から抽象化して考えることで、論理構造から正解を導けることが少なからずありました。

つまり、哲学的思索―抽象化して物事を論理的に考える訓練―をプラトンらの著作に触れることで日常的に反復していたことで、問題文や選択肢の文脈から解を類推できる範囲が広がっていたということです。

 

この「哲学的思索」や「論理的思考」の一つの到達点が数学ではないかと思います。

デカルトも「方法序説」で語っていましたが、彼のようにあらゆる学問を修めた上で、それでなおすべてを疑う(※コギトエルゴスム:われ思うゆえにわれあり、という言葉もここから始まっています)ことを試みた時、他の学問は嘘っぽかったが、どうもこれだけは真実っぽい匂いがする、と考えたのが数学です。

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フランス・ハルス「ルネ・デカルト」

基本情報の試験範囲にも2進数・10進数・16進数や確率、ベン図などの論理計算といった数学を用いる分野が数多く含まれていました。

実際、論理構造を簡潔に、数値や記号で表現する≒どの言語話者でも大体理解できる、という手法である数学を発展させてきた先人たちには舌を巻くばかりです。

 

自分はあまり数学が得意ではありませんが、哲学をライフワークとしていきたいので、道具として数学を扱えるように今後も勉強していこうと思います。

 

おわりに

とりあえず、またブログはぼちぼち書いていこうと思います。

ちなみにまったく更新していなかった最近のブログアクセス推移がこちら。

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最後に更新したのが12月29日だったので、書かない日の方がアクセス伸びてるんですよね・・・。謎です。

まあ、このブログはアクセス数を伸ばす目的で書いているわけではないので、0人になっても書いてると思います。

ブログを書く上でいつも意識している先輩のヴィトゲンシュタインが「論理哲学論考」の序文で語っているように、「本書は大衆に向けて書いているのではなく、同じようなことを考えたことのある、ただ一人の読者を喜ばしえたならば、目的は達成されたことになる」という考えのもと、つづっていきます。

 

読んでいただいたあなたの、何かのお役に立てれば幸いです。