platonのブログ

思考の整理とアウトプット、たまにグラブル

応用情報技術者試験を受けてきました

はじめに

今年の頭に基本情報技術者試験を受けました。

platon.hatenablog.jp

その続きとして、4月に応用情報技術者試験を受けてきました。

落ちてたらカッコ悪いなーと思い、門前を決めてました

 

先日その結果が公表され、合格を確認できたので記録がてらブログに残しておこうと思います。

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午前が結構ギリギリ

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合格証書もゲット

証書にも記載があるとおり本当は先月からネットで合格発表が行われていたのですが、受験票を紛失しており不合格と思い込んでおりました。

なお受験票はその後ゴミ箱横から発見された模様

午前、午後両方6割取れれば合格のところ、午前(62.5%)と午後(75%)でなんとか合格基準に届いていました。

午前はマークシートでしたが、あと数問間違っていたらアウトでしたね。

鉛筆を転がす技術と祈祷力のたまものです。

 

受けるきっかけ

なぜ応用情報を受けたかですが、基本情報をゲットした流れで、というところが一番です。

基本情報を受けたきっかけについては以前の記事に書いていますので、ここに引用しておきます。

そもそもなぜ受けたかですが、今年9月にデジタル庁創設という政府の方針が昨年末に出たことを受け、一番遅れている政府がデジタル化をするということはいよいよ日本全国がデジタル化するだろう、ならば自分もIT知識をつけようと思い立って受験を決めました。

 

思えば昨年はまだ「デジタル庁」が輝かしい光を放っていましたが、最近は内閣支持率も下がり大臣が週刊誌のネタにされるなど、雲行きが怪しくなっている気がしないでもありません。

政争の具にされることなしに、デジタル化が進んでいくことを願っています。

 

どうやって勉強したのか?

基本情報と同じく、なるべく勉強をサボる短時間で合格点までもっていくために下記の記事を参考に、神サイト「過去問道場」で問題を解いてわからない用語をググる、というやり方で進めました。

it-biz.online

www.ap-siken.com

 

また基本情報と同じく、用語を調べる際には以下の2サイトの説明を理解するように努めました。

e-words.jp

「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

 

どれくらい勉強したのか?

勉強の記憶はすでに遥か彼方へと旅立ってしまったため「過去問道場」で学習履歴を確認してみました。

 

間違えた問題を復習する機能もあるので、解答した問題数は192問(重複あり)、ユニークな問題数は124問(重複なし)というデータになっています。

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収録されている過去問数は2560問ということで、全体の4.8%を解いていたようです。

サボりすぎましたね。午前がギリギリだったのも納得です。

 

これは、基本情報で勉強した知識がある程度残っていたおかげでしょう。

ゼロからやるならば、少なくとも全体の15%~20%(384~512問)くらいは解いておいた方がいいかな、という印象です。

 

この後~ポスト応用情報技術者~

さて、これで基本情報技術者試験、並びに応用情報技術者試験をクリアしました。

試験を主催するIPA(情報処理推進機構)によれば、これで土台となる部分の知識・技能を試すところは乗り越えられたという感じでしょうか。

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IPAによる現行の試験制度

この後ですが、高度な知識・技能を試す試験については複数の専門分野に分かれているようです。

とりあえず初見で興味を持ったのが、ITストラテジスト(名前がカッコいい)、プロジェクトマネージャ(聞いたことある、強そう)、情報処理安全確保支援士(国家資格ってすごくね?)の3つ。

IPAの公式HPに過去問が掲載されているので、見てみたところ

 

☆ITストラテジスト☆

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Q.あなたが携わったDXを実現するための新サービスの企画は?

A.そんなものはない

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☆プロジェクトマネージャ☆

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Q.あなたが携わった新技術を利用したシステム開発プロジェクトは?

A.そんなものはない

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さすがに妄想で創作するには骨が折れそうな問題ばかりだなと思いました。

口頭試問のような面接がないため経験なしでも通るかもしれませんが

 

おそらく試験作成側も実務者を想定しての作問をしているのでしょう。

残りの候補、情報処理安全確保支援士を見ると

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ケースが与えられ、それについて回答する形式らしく実務経験ゼロでも答えられそうです。

その代わりにケースの説明が10ページ近くに渡るため、瞬発的な読解力も要求されそうですね。

実務経験がない身としてはここにすがるほかありません。

 

ちなみに試験合格後に登録することで「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」という国家資格を持つことができるとのこと。

が、この資格は登録のために免許税9000円登録手数料10700円をお布施する必要があります。

また最新のセキュリティ知識維持のために毎年更新手続を行う必要があるのですが(ここには同意)、その料金が1年に1回約6時間の講習で20000円、3年に1回約7時間の講習で80000円となっております。

合計すると、登録に約20000円、3年間で140000円を支払う必要があるということになります。

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国の競争入札の参加要件にこの資格が定められている場合もあることから、有資格者は会社が登録料や維持費用を出してくれることが多いようです。

個人で出すにはなかなかきつい金額なので、もし試験に受かったとしてもしばらくは寝かしておくことになるかなと思います。

そもそも受かる気もしませんが・・・

 

おわりに

基本情報を勉強していた時から「フォロー・ザ・サン」のようなカッコいいIT用語を紹介する記事を書きたいと思っていたものの、不思議と試験後にはやる気も知識も吹っ飛んでしまうため、なかなか筆を執れないのが実情です。

 

ちなみにフォロー・ザ・サンとは「太陽を追いかける」の意味で、世界各国に拠点を設けて業務を引き継ぐことで、システムの運用・保守、顧客サポート等を24時間体制で行うことを意味します。

かつて大航海時代にスペインが世界各地に植民地を持っていたことから「太陽の沈まぬ国」と称されていたことを思い出し、フェリペ二世に思いを馳せつつ勉強の手が止まる、ということもしばしばでした。

 

読んでいただいたあなたの、何かのお役に立てば幸いです。