経済対策の規模が膨らみすぎてないか
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要約
「賢い支出」の観点から便乗予算を排し、適切な歳出を心掛けるべきだ。
感想
昨日、国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策が閣議決定されました。
経済対策の規模は約40兆円、民間投資を含めた事業規模は約73.6兆円となっています。
総理が先月経済対策の策定指示を出してから、1か月弱でつくられたことになります。
規模が大きく、かつ短期間なので非常に急いで仕事をしたのでしょう。
まずはお疲れ様ですと言いたいです。
一方、こうした経済対策がどの程度の効果をもたらしたかの検証も大切でしょう。
政府は今回の対策による経済効果をGDPの約3.6%程度、2019年度実質GDPの552.9兆円を元に換算すると約20兆円ほどと見込んでいます。
景気が冷え込んでいる時には財政政策が有効と経済学では考えられていますが、放漫財政が続いていくと将来世代へ負担を先送りすることにもなります。
予算を獲得してから使い道を考えるのではなく、何にお金を使うべきか、どうお金を使えば業務を改善でき、付加価値を増加できるかを普段から考え、それらを財政当局との対話で洗練させていくプロセスが必要なのではないでしょうか。
石油需要回復に潜む危うさ
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要約
石油の需要回復を見込み、産油国は減産を弱めるが注意が必要だ。
感想
OPECのムハンマド局長によると、コロナ禍で先進国のみならず、アフリカにおいてもすべての国でGDPの低下が見込まれているようです。
経済停滞により石油の需要も減少し、産油国は供給過多で貯蔵庫が満杯になることや、価格の暴落を防ごうと生産を減らしています。
ムハンマド局長が語っていた演説の中で紹介されていた、アフリカのことわざが印象に残ったので引用します。
There is an African proverb that states: “Smooth seas do not make skillful sailors.”
アフリカにこんなことわざがあります。「穏やかな海は熟練した船乗りを生まない。」
この言葉は、コロナ禍の苦境のみならず、人生にも言えそうですね。
また別の決まり文句も語られています。
こちらも、世渡りという観点で心に留めておきたいな、と思いました。
Another African proverb states: “If you make friends with the boatman in the dry season, you will be the first to cross when the rains come and the tide is high.”
別のことわざもあります。「もし乾季に船主と仲良くなれば、雨が降って潮が満ちた時、最初に渡ることができる。」
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ここ数日、仕事でうまくいかないことなどがありちょっと気分が落ち込んでいました。(ブログも休んでいました)
ですが、自分が気にしていても特に状況は変わりませんし、自分が立ち止まっていても世界は何事もなく進んでいきますから、だったら自分が楽しくなる(この場合の”楽しい”は単に快楽によるものではなく、”善いこと”をする充実感による楽しさ)ように物事に取り組んでいった方がいいだろうな、と思いました。
自分が気にしているほど他人は自分のことを気にしていない、ということが往々にしてあるでしょうし。
というわけで、またぼちぼちブログは続けていきますので、よろしくお願いします。
いつも読んでくださるみなさんが、私の心の支えになっております。