SNS独占を問うフェイスブック提訴
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要約
Googleに続いてFacebookも独占の疑いで訴えられた。
感想
今月、アメリカ連邦取引委員会(FTC, Free Trade Commission)は反トラスト法(独占禁止法)違反でFacebookを提訴しました。
10月に米司法省がGoogleを提訴したのに続き、同じくGAFAの一翼を担っているFacebookも不当な独占のかどで訴えられたことになります。
▼サイトを開くとイアン局長がいきなり喋りだすのでご注意を
▼司法省によるGoogleの提訴についてはこちら
platon.hatenablog.jp
▼GAFAについてはこちら
Facebookに向けられた容疑は反競争的買収(Anticompetitive Acquisitions)及び反競争的プラットフォーム行為(Anticompetitive Platform Conduct)です。
まず一つ目の反競争的買収については、「インスタ映え」という言葉でも有名なInstagramを2012年に買収したり、メッセージアプリのWhatsAppを買収するなど、競合他社と競うのではなく、取り込むことで健全な市場競争を脅かしているとの主張です。
二つ目の反競争的プラットフォーム行為は、他のウェブアプリなどのサービスがFacebookのデータにアクセスするためのAPI(Application Programming Interface)について、競合する機能の開発や他のSNSの宣伝をしないという条件でのみ利用できるようにしたのではないかという疑いです。
これはIT技術を発展させてきたオープンソースの文化に反することで、私個人としてはこちらの方が問題であるように感じます。
オープンソース・ソフトウェアを奨励する文化については、下記サイト「How To Become A Hacker」の記述が参考になります。
ちなみに最初、反トラスト法ということでGoogleと同じく司法省が訴えたのかなと思いそちらのページでプレスリリースを探しましたが、あとで別の組織だと気づきました。
ですが思わぬ収穫もあり、司法省のサイトでFacebookについて調べていたところ、興味深い記述を見つけました。
なんでも、Facebookが採用にあたって移民を優遇し、米国の労働者を不当に差別したという疑いで司法省も今月同社を訴えたそうです。
あまり聞かないタイプの訴訟なので、珍しいなと思いました。
労働者については多様性を(過度に)重視しつつ、競合サービスには多様性を認めないかのような姿勢は、紳士的とは言えないでしょう。
せっかく大きな力、それも人と人とのつながりを源泉とする力を持っているのですから、世の中を良くする方向に使ってほしいものです。
創業150年三菱は再出発を
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要約
名門三菱は創業150年を迎えた。ここから新しい気持ちで時代を切り拓いてほしい。
感想
三菱といえば、大河ドラマ「龍馬伝」に登場した三菱財閥の創業者、岩崎弥太郎が思い出されます。
いまは大和田常務の方が有名かもしれませんが、あの時もいい演技をされていたのが印象に残っています。
ちなみに、弥太郎は日本で初めてボーナスを支給した人物だと言われています。
今年は民間企業も公務員もボーナスが減ってしまっているとは思いますが、弥太郎に思いを馳せながら、年の瀬にお金を使い、新年を明るく迎えてみてはいかがでしょうか。