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【社説】2020年11月28日:感染の急拡大防止へ追加措置ためらうな/エチオピア衝突の解決急げ

感染の急拡大防止へ追加措置ためらうな

記事本文

www.nikkei.com

要約

感染が再拡大しつつあるなか、政府や自治体は緊密に連携して対策を練ってほしい。

感想

ちょうど1週間前に書いた記事でも、コロナの感染拡大を取り上げていました。

platon.hatenablog.jp

あれから1週間、感染者はさらに増加しています。

世界に目を移すと、ヨーロッパで第二波到来と騒がれていましたが、ここ最近は落ち着きつつあるようにも見えます。

▼オレンジのアメリカ、緑のヨーロッパで感染者数の伸びが緩やかになりつつある

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出典:WHO

このまま感染が広がっていくと、病床や人員を確保することが難しくなり、医療リソースが枯渇する=普段助けられるような人も助けられなくなるという事態も考えられます。

今年の春に緊急事態宣言が発令されたように、厳しい制限がまたかかることになってしまうかもしれません。

 

先日訪れた飲食店では、店員さんがフェイスシールドを装着しながら接客しており、営業と感染対策のはざまで揺れる、現場の難しさを感じました。

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フェイスシールドの例

私も興味が湧きフェイスシールドについて調べてみたところ、おしゃれなものから機能性を重視したものまで、様々な商品が売られていました。

 

何かいいフェイスシールドはないかなと情報をあさっていると、理研がスパコンを駆使して開発を進めていることを知りました。

なんでもサントリーや凸版印刷と連携し、食事中でも装着でき、かつ感染防止効果が高いフェイスシールドの実用化に取り組んでいるようです。

www.riken.jp

youtu.be

プレスリリースでは「開発するフェイスシールドの設計情報はオープンデータ化し、広く社会に貢献していくことを目指します」と書かれていました。

忘年会シーズンの12月には間に合わせたいと語られていますので、続報を待ちたいと思います。

 

エチオピア衝突の解決急げ

記事本文

www.nikkei.com

要約

軍事衝突が続くエチオピアに対し、日本も国際平和を希求する立場から働きかけが必要だ。

感想

紛争が起こっているエチオピアは、アフリカの東海岸に位置する国です。

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出典:Google

エチオピアは北部に位置する隣国エリトリアとの間で国境をめぐり争っていましたが、2018年に終結で合意し、解決に向け汗を流したアビ―首相に対し、昨年ノーベル平和賞が贈られていました。

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アビ―首相(出典:ノーベル賞委員会)

www.nobelprize.org

ノーベル賞委員会は、アビ―首相の受賞理由として下に引用したようなことも語っていました。

平和への活動は道半ばではあるものの、彼の努力を後押しする意味でも平和賞を授与したのかもしれませんね。

私も、エチオピアとアビ―首相が今後どのようにして紛争を解決していくのか、応援しつつ注視していきたいと思います。

 Ethiopia is a country of many different languages and peoples. Lately, old ethnic rivalries have flared up. According to international observers, up to three million Ethiopians may be internally displaced. That is in addition to the million or so refugees and asylum seekers from neighbouring countries. As Prime Minister, Abiy Ahmed has sought to promote reconciliation, solidarity and social justice. However, many challenges remain unresolved. Ethnic strife continues to escalate, and we have seen troubling examples of this in recent weeks and months. No doubt some people will think this year’s prize is being awarded too early. The Norwegian Nobel Committee believes it is now that Abiy Ahmed’s efforts deserve recognition and need encouragement.

エチオピアは多くの異なる言語と人々の国です。最近、古い民族の対立が激化しています。国際的なオブザーバーによると、最大300万人のエチオピア人が国内避難民となる可能性があります。これは、近隣諸国からの数百万人ほどの難民や亡命希望者に加えてです。首相として、アビィ・アハメドは和解、連帯、社会正義の促進を目指してきました。ただし、多くの課題は未解決のままです。民族紛争はエスカレートし続けており、ここ数週間から数ヶ月の間にこの厄介な例が見られます。今年の賞の授与が早すぎると思う人もいるでしょう。ノルウェーのノーベル委員会は、アビィ・アハメドの努力が認められるに値し、励ましが必要なのは今だと信じています。