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【社説】2020年10月9日:「LIBOR」廃止への備えを万全に/豪経済再生は脱中国依存で

「LIBOR」廃止への備えを万全に

記事本文

www.nikkei.com

要約

世界的に普及していた金利指標のLIBORが廃止されるため、対策が必要。

感想

ロンドン銀行間取引金利:LIBOR(London InterBank Offered Rate)なるものが来年末で廃止されるそうで、金融業界にとっては面倒な作業が増えそうな気がします。

この金利を基準として金融商品の指標が作られているものも多いそうで、社債や融資といった金融機関以外の事業者にも影響が出る見込みです。

 

Excelのパワークエリのようにデータの編集方法だけを保存し、指標が変わったらその参照元を変えるだけで自動的に金融商品の金利も決まるような仕組みがあれば楽かと思いました。

が、それにはLIBORが廃止された後に新たな参照元とする金利が信頼でき、極端な変動をしないことが必要です。

 

事業者が社債にLIBORを使用している場合、金利変更のために債権者集会が必要というのもなんとも手間がかかりそうですね。

このご時勢なのでオンライン等簡略化できる部分はしたいところですが、会社法改正のためには法務省も巻き込む必要があるので来年末までに間に合うかどうかはかなり怪しいです。

 

国際社会全体が影響を受けるので、国境を越えた連携、優良事例の横展開などで混乱を最小限にとどめてもらいたいです。

 

豪経済再生は脱中国依存で

記事本文

www.nikkei.com

要約

経済の対中依存脱却に向けて豪政府は大規模な経済対策を打ち出す。

感想

昨日の日米豪印の自由貿易拡大の動きと関連しているような気がします。

 

豪議員が中国から献金をもらい南シナ海で中国寄りの発言をしたというのは見逃せません。

米大統領選挙でロシアの介入が指摘されていましたが、それと同様に内政干渉で政治混乱を引き起こすことが目的の可能性もあります。

直接自国の利益につながらないまでも、他の強国内部をかき乱すことで相対的に自国の存在感を増していく狙いがあるかもしれません。

 

豪州はインドネシアや欧州、日本やインドとの連携にも動いており、これが経済のみならず安全保障の観点からも有益なものとなるように注視していこうと思います。